みんたた!

「みんたた!」:みんなでたたこう聖書とメッセージ研究のコーナー

2010年7月のテーマ: 「長老たちについて」

日本語訳聖書の版権は財団法人・日本聖書協会に帰属します。
当教会は、ホームページ上での聖書の引用に関して、
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■テモテへの手紙(1)5章17~25節(新共同訳・新約・p.388-389)

遅くなりましたが、2010年7月のみんたたテーマを提示します。
7月のテーマは、テモテへの手紙(1)5章17~25節です。
提案者はetさんです。まずはetさんから、この箇所を叩く事をご提案されるにあたっての思いなどをお書きいただければと思います。

あ、それから、先日は「叩く」というのは、批判するという意味ではありませんよ、と言いましたが、しかし、聖書の箇所を読んで、それで思った事や、解釈や、意見などを自由に呼べる場なので、このことでパウロ批判をやっても別にかまいません。
賛否両論あってもよいと思います。

では、新共同訳聖書による日本語本文は以下の通りです。どうぞ……

*******************

テモテへの手紙(1)5章17~25節

17 よく指導している長老たち、特に御言葉と教えのために労苦している長老たちは二倍の報酬を受けるに ふさわしい、と考えるべきです。
18 聖書には、「脱穀している牛に口籠をはめてはならない」と、また「働く者が報酬を受けるのは当然である」と書かれています。
19 長老に反対する訴えは、二人あるいは三人の証人がいなければ、受理してはなりません。
20 罪を犯している者に対しては、皆の前でとがめなさい。そうすれば、ほかの者も恐れを抱くようになります。
21 神とキリスト・イエスと選ばれた天使たちとの前で、厳かに命じる。偏見を持たずにこれらの指示に従い なさい。何事をするにも、えこひいきはなりません。
22 性急にだれにでも手を置いてはなりません。他人の罪に加わってもなりません。いつも潔白でいなさい。
23 これからは水ばかり飲まないで、胃のために、また、度々起こる病気のために、ぶどう酒を少し用いなさい。
24 ある人々の罪は明白でたちまち裁かれますが、ほかの人々の罪は後になって明らかになります。
25 同じように、良い行いも明白です。そうでない場合でも、隠れたままのことはありません。

*******************

では、どうぞ、みなさんで叩いてください。
私は個人的に23節が非常に好きです(笑)。

■Re: 7月のみんたた:1テモテ5.17−25 - にじは
2010/07/05 (Mon) 00:15:19
毎月は大変、なんて書き込んでいる間に7月のテーマが!お忙しいのに..お疲れが出ませんように。
私は20節を読んで、「赦し」と言う大切なものはどこへ?と思っちゃいます。
とがめてから赦すのもありでしょうけど。
23節、面白いですね。イエス様もお酒好きですからこれは大事でしょう(笑)

■Re: 7月のみんたた:1テモテ5.17−25 - et ホーム
2010/07/05 (Mon) 07:45:52
テモテ書を一読して気づくのは、これはどうもパウロが書いたものではなく、後継者の作であろうという点です。
しかも、同じ後継者が書いたエペソ書なんかとは、違って内容が、パウロの思想とは、かなり違うんではと思います。
>17 よく指導している長老たち、特に御言葉と教えのために労苦している長老たちは二倍の報酬を受けるに ふさわしい、と考えるべきです。
自らテント職人として生計を立て、献金に頼っていなかったパウロが、上記のような事を書くとはとても思えないですね。
>18 聖書には、「脱穀している牛に口籠をはめてはならない」と、また「働く者が報酬を受けるのは当然である」と書かれています。
旧約律法「脱穀する牛の保護」からの引用であるが、これは余りにも強引な引用であると思います。
>19 長老に反対する訴えは、二人あるいは三人の証人がいなければ、受理してはなりません。
テモテ書著者は、よっぽど長老に気を使う必要があったんだろうけど、この書の目的はパウロの福音ではなく、キリスト教という組織を守ることのように思われます。
私が思うに、最近の一部プロテスタント教会では牧師の権威が強調される権威主義に陥りそれが教会のカルト化を招いていますが、カルト化した教会の牧師の権威付けの為に、テモテ書が利用されることがあります。
そのことが、今回テモテ書自体を叩いてみようと思ったきっかけでした。

■Re: 7月のみんたた:1テモテ5.17−25 - トマス ホーム
2010/07/05 (Mon) 12:33:28
>22 性急にだれにでも手を置いてはなりません。
って具体的には何を指しているのでしょうね。
テモテ書はいわゆる偽パウロ書簡ですよね。時代的には少し後になるわけで、教会の制度としては長老が制度になり始めた頃でしょうか。もう確立しているのかな?と考えると長老按手ですかね?
>個人的に23節が非常に好きです
っとに呑み助なんだから。富田先生の肝臓のために祈    
テモテ書の書かれた背景を見ると、どうもすでに正統対異端という意識がずいぶんとあるようですね。異端(分派)に対して攻撃しようとすると自らが正統であることを誇示して、さらには権威付ける必要がある。ということでしょうか。議論によって高め合おうというのでなく、攻撃して撃破してしまうというのが目的になるとやはり肩肘張った物言いになるようですね。

■Re: Re: 7月のみんたた:1テモテ5.17−25 - et ホーム
2010/07/05 (Mon) 19:30:36
>>22 性急にだれにでも手を置いてはなりません。
たぶん、長老を任命する時は、慎重にするようにと、言いたいんでしょう。
23節に少量のぶどう酒と書いてあるが、写本では、少量とは書いてないと聞いた事があります。
もしそうなら、翻訳の時に、翻訳者が勝手に修正しているのだろうか?
罪に対して、原始キリスト教会は、非常に厳しく、罪を犯した者は、教会で荒布をまとい、灰をかぶって、後ろに座らなければならず赦されるまで、聖餐も停止されていたそうです。
現代の教会でこんな事やったら、マスコミに叩かれ、教会には誰も来なくなるでしょうね。

■Re: 7月のみんたた:1テモテ5.17−25 - 旧友 ホーム
2010/07/05 (Mon) 22:06:21
>23節に少量のぶどう酒と書いてあるが、写本では、少量とは書いてないと聞いた事があります。
「少量の」は元から原文に存在したと思います。これを欠いている写本は(ネストレ版を見る限りでは)ありませんし。おそらく、口語訳聖書が23節全体を括弧に括っている、ということ(写本にはそのような括弧はありませんから)なのではないでしょうか。
ついでながら、18節の「脱穀する牛の保護」に関する旧約引用が強引だというのはその通りでしょうが、これは、第一コリント9:9でパウロが引用しているのに倣ったものと思われます。つまり、パウロ「らしく」装うために同じ箇所から引用したということのようです。
興味深いのは、第一コリントの9章ではパウロが、伝道者の被扶養権(というのか?)を擁護しているということです(すぐに、自分はその権利を使わない、と宣言していますが)。これを踏まえて、長老への二倍の報酬を牧会書簡の著者は命じているように思われます。著者のつもりとしては、十分に「パウロ的」見解なのでしょう。

■Re: 7月のみんたた:1テモテ5.17−25 - にじは
2010/07/06 (Tue) 19:32:19
初めに読んだ時は22節は洗礼の事かと思っちゃいました。
永遠の命が欲しい為に、心の中では悔い改めてなかったり、自分を偽ったまま
主を信じるので洗礼を授けてくださいと言う人を良く見極めなさい、と言う意味かと..。
でも、長老按手と言う物みたいですね。
この頃の長老が今の牧師さんや司祭さんですか?それとも長老そのものなんですか?
そのあたり、全く..。失礼な質問だったらすみません。知識が浅いです。

■Re: Re: 7月のみんたた:1テモテ5.17−25 - et ホーム
2010/07/06 (Tue) 19:37:45
にじはさん
その当時の長老は、テモテ書に書いてあるように、報酬をもらってましたので、今で言う牧師の役割をしていたようです。

■Re: 7月のみんたた:1テモテ5.17−25 - トマス ホーム
2010/07/06 (Tue) 21:07:04
>22節は洗礼の事かと
いわれてみればそういう見方(読み方)もアリですね。実際にはこの箇所が書いているのはおそらく長老按手だろうとは思うのですが、近年の理解として万人祭司と合わせて洗礼そのものを按手と考える理解があるとか何とか、そういう話しを何かの本で読んだことを思い出しました。

■Re: 7月のみんたた:1テモテ5.17−25 - にじは
2010/07/07 (Wed) 23:36:52
etさん
ありがとうございます。今で言う牧師さんなんですね。
で、トマスさんが仰る様に、長老按手。
私の通っている教会は長老制(と言うのでしょうか?)なんですが、最近は女性の牧師さんがいらっしゃいますが、長老さんは男性ばかりですよね。
このあたりはまだ男性優先みたい...(それとも、他の教会には女性長老がいるのかな?)

■Re: Re: 7月のみんたた:1テモテ5.17−25 - et ホーム
2010/07/08 (Thu) 07:34:48
女性長老もいない事はないですね。
私の所属するバプテスト連盟の教会は、会衆制の為に、長老はいませんが、そのかわり、1年任期の選挙で選ばれる執事が長老にあたるのでしょうか?
そして、現在のうちの教会の代表執事は女性です。
ただ、バプテスト連盟の本家本元であるアメリカの南部バプテストが現在保守化して、女性牧師を認めないというような、愚かな事を言っているので、日本のバプテスト連盟とは、仲が悪いです。
昔はたくさん来ていた外国人宣教師もほとんど来なくなりましたね。

■Re: 7月のみんたた:1テモテ5.17−25 - ノンクリ
2010/07/08 (Thu) 21:58:13
>本家本元であるアメリカの南部バプテスト
 そういえば、米国のカーター元大統領も元々は熱心なパブテスト信徒だったのですが、最近のあまりに保守化したパブテスト教会に嫌気がさして、距離を置いている、との話を聞いたことあります。話が脇道にそらしてすみません。

■Re: 7月のみんたた:1テモテ5.17−25 - 富田 ホーム
2010/07/09 (Fri) 14:06:33
いえいえ、この聖書の箇所から、長老制の話に行っても、別に不思議はないと思いますよ。
どうぞ、自由な発言をよろしくお願いします。

■Re: 7月のみんたた:1テモテ5.17−25 - ラム太郎
2010/07/09 (Fri) 18:30:53
23節だけ、内容が浮いているように見えます。
ここだけ健康の話で、ほかは組織の運営・人間関係の
話しですから、つながりが感じられません。
この節だけは本当にパウロの手紙だった、ということだったら面白いのになあと思います。
あんがいパウロさんて、本当はくだけた面白い人だった、
という説は無いのでしょうかね。

■Re: 7月のみんたた:1テモテ5.17−25 - 牧師 ホーム
2010/07/09 (Fri) 20:32:28
確かに、23節を飛ばして読むと、罪の問題への対処の仕方で話が通じているように見えるのに、23節だけ健康の注意というのは、面白いですね。
ちょっと本文を確認する時間がないんですが、これは実は写字生が勝手に挿入した、ということはないんですかね(笑)。

■Re: 7月のみんたた:1テモテ5.17−25 - 旧友 ホーム
2010/07/09 (Fri) 22:01:43
この話題に限って何度も書き込んですみません。この段落は、面白く思ったので一度調べたことがあります。
23節は、健康の注意という体裁ですが、「水を飲む」という語(ヒュドロポテイン)は、「禁欲的な生活態度に基づいて水を飲む」という意味で、ぶどう酒を飲む・酒に酔う・贅沢をする、といった事柄との対比で用いられることが多いようです。
この意味合いが背後にあるとすると、「水を飲むこと」を勧めない、という、通常の用例とは逆の使い方からは、禁欲主義的傾向を持った人々(4:3-5に出てきます)に対する(批判的な)意識が読み取れることになります。おそらく、この禁欲主義的傾向を持つ人たちから長老が非難され、訴えられることがあったのでしょう。
その非難を退けるために、パウロがテモテに飲酒を指示していた、というフィクションがここに置かれたのだと考えられます。著者は、ここでもパウロの権威によって自分たちの立場を正当化しようと図ったわけです。
という理解が合っていれば、この23節は、長老に対する訴えという文脈に合致していることになります。24節の「罪」は明らかに20, 22節と結びついていますから、間に置かれている23節も一連のつながりの中で読むのが正しいと思います。ちなみに、23節を除外している写本はないようです。

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