みんたた!

「みんたた!」:みんなでたたこう聖書とメッセージ研究のコーナー

2013年11月のテーマ: 「アダムとエバの創造」

日本語訳聖書の版権は財団法人・日本聖書協会に帰属します。
当教会は、ホームページ上での聖書の引用に関して、
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創世記2章4-25節「アダムとエバの創造」

 

2013年11月のみんたたは、9月取り上げた楽園追放物語から前に遡り、人の創造の物語を取り上げてみましょう。2章全部をコピーするといささか長くなりますので、途中の10−19節を抜いて引用します。もちろん抜いた部分から書き込みいただいてもかまいません。



********************


▼創世記2章4−25節
04 これが天地創造の由来である。主なる神が地と天を造られたとき、

05 地上にはまだ野の木も、野の草も生えていなかった。主なる神が地上に雨をお送りにならなかったからである。また土を耕す人もいなかった。

06 しかし、水が地下から湧き出て、土の面をすべて潤した。

07 主なる神は、土(アダマ)の塵で人(アダム)を形づくり、その鼻に命の息を吹き入れられた。人はこうして生きる者となった。

08 主なる神は、東の方のエデンに園を設け、自ら形づくった人をそこに置かれた。

09 主なる神は、見るからに好ましく、食べるに良いものをもたらすあらゆる木を地に生えいでさせ、また園の中央には、命の木と善悪の知識の木を生えいでさせられた。 



20 人はあらゆる家畜、空の鳥、野のあらゆる獣に名を付けたが、自分に合う助ける者は見つけることができなかった。

21 主なる神はそこで、人を深い眠りに落とされた。人が眠り込むと、あばら骨の一部を抜き取り、その跡を肉でふさがれた。

22 そして、人から抜き取ったあばら骨で女を造り上げられた。主なる神が彼女を人のところへ連れて来られると、

23 人は言った。
「ついに、これこそ
 わたしの骨の骨
 わたしの肉の肉。これをこそ、女(イシャー)と呼ぼう
 まさに、男(イシュ)から取られたものだから。」

24 こういうわけで、男は父母を離れて女と結ばれ、二人は一体となる。

25 人と妻は二人とも裸であったが、恥ずかしがりはしなかった。


********************



ちなみに2章の1−3節は7日にわたって天地が創造されたという、もう一つの天地創造物語の第7日です。


Re: 11月のみんたた「人間の創造」 - 毛利
2013/11/10 (Sun) 09:11:14

前から気になっていたのですが、「命の木」の実を食べたら、どうなっていたのでしょうか?元来人間は「罰則を破って知恵の実を食べたから寿命が限られた」のだと思っていたのですが、代わりに「命の木」の実を食べていたら…命の木について、何か話題に触れられていましたっけ?

Re: 11月のみんたた「人間の創造」 - トマス
2013/11/11 (Mon) 12:16:12

いのちの木の実を先に食べていたら・・・
どうなったんでしょうねぇ。私も気になっているのですが、なんとも書かれていないようです。


Re: 11月のみんたた「人間の創造」 - トマス
2013/11/12 (Tue) 21:28:42
日本語で読むと原語の奥行きが読めなくなるのが23節なんですね。

>これをこそ、女(イシャー)と呼ぼう
>まさに、男(イシュ)から取られたものだから。

冒頭の「これ」はそれこそ日本語の特性で女性をモノ扱いしているように読めますけど、おそらくそうではないです。

それもですけど、イシャーとイシュの部分が、日本語だと伝わりません。だから新共同訳でもカタカナ振ってあるわけですが、
 イシュは、人(全般)、男、夫
 イシャーは、女、妻
英語の man と woman みたいですよね。もっといえば、語幹が同じで、語尾が男性形と女性形なのです。英語で言えば、 waiter と waitress みたいな関係になります。
つまりここは「人間から取られたから人間と呼ぼう。」他の動物とは違って自分と同じ種の動物だと認識したということです。だから(他の動物とは異なり)アダムのパートナーと成り得た。
他に訳しようが無いわけですけど、男と女と訳してしまうとどうにもスッキリしません。せめて英語で読むと違って見えてきますよね。たとえば、アメリカのTEV(1976)という版ではこうなります。
'Woman' is her name because she was taken out of man.


Re: 11月のみんたた「人間の創造」 - masaki tomita
2013/11/13 (Wed) 23:05:29

毛利さん
人間を罰する場面で、「命の木からも取って食べ、永遠に生きるようになるかもしれない」と言って、神が独り言を言う場面があるのです。
ということは、この事件の罰であろうがなかろうが、人間は最初から永遠の命など持っていなかったということになりますよね。
罰として寿命が限られたわけではないということです。

Re: 11月のみんたた「人間の創造」 - masaki tomita
2013/11/13 (Wed) 23:07:07

トマスさん
「人間から取られたから人間と呼ぼう」というのは、いいと思います。面白いですね。
語根/語幹が同じで、語尾が違うだけ。つまり対等なわけですね。
これの中性形の活用ってあるんでしょうか?

Re: 11月のみんたた「人間の創造」 - 毛利
2013/11/14 (Thu) 19:32:45

富田先生
「人間を罰する場面で…」とは、どこに書いてあるのでしょうか?「命の実を食べる=命が永遠のものになる」だとしたら、「命の実を食べていない状態」は最初から人間に命は限りあるものだということですよね。

Re: 11月のみんたた「人間の創造」 - トマス
2013/11/16 (Sat) 00:47:35

>富田先生

面白いでしょ。


ヘブル語の名詞は男性形と女性形だったと思います。中性形なかったんじゃないかな。ただし雄雌が明らかなもの以外は男性形になったり女性形になったりすることがあるそうです。うろ覚えです。これ以上は教科書見ないと…。


そうそう、ごめんなさい。勢い余って語幹(語根)が同じと書きましたけど、本当はイシャーは女性語尾が付くのに引っ張られて(?)子音が一つ飛びます。言い訳しますけど、他の単語でも時々飛ぶんですよね、あの子音。
イーシュとイッシャーと書く方が私は慣れて居るんだけど、こう書くと子音(y)が飛ぶ替わりに(?)アクセントが付くのがカナ表記でもなんとなく分かります。


男が先に作られたのだから、ということで男女を対等な存在としてでなく読む読み方もあるようですけど、ここはやはり男女は対等な存在であると読むべき箇所かな、と思います。律法は基本的に男に有利なようにできてますし、旧約の物語は結局は男尊女卑な社会を描いているわけですけど、その中で天地創造物語が2つともに男女が対等な被造物であることを窺わせているのは非常に面白いと思います。

でも考えてみたら、王国時代の預言者達はなべて批判者であったわけで、そういう批判精神があるという点では何か相通じるところがあるようにも思いますね。


Re: 11月のみんたた「人間の創造」 - トマス
2013/11/19 (Tue) 19:18:04

>毛利さん

>神が独り言を言う場面
3章22節ですね。


>富田先生
9月の箇所の話しになるわけですが、善悪を知ったからこそ生命の木の実を食べようとするかもしれない、なんて読み込むのは考えすぎですかね。つまり蛇としてはたまたま善悪の知恵の木の実を勧めたのではなく、知恵の樹が先で生命の木が後という順番は織り込み済み。ここで神がアダムを問い詰めなかったらは蛇は次には生命の木の実を食べさせようとした。

考えすぎですね。自分で書きながら途中からこれは違うな、と思い始めました・・・。

あ、でも、知恵の実を食べたから命の木が見えるようになったのかな?


Re: 11月のみんたた「人間の創造」 - トマス
2013/11/21 (Thu) 00:59:12

エデンが出てくるのは第2の天地創造物語ということは、第1が前にあるわけで、完全な冒頭部分ではないわけですが、

エデンの園のイメージはそのままヨハネ黙示録に描かれた「新しいエルサレム」のイメージに重なりますね。

新しいエルサレムには、最後の審判の後に、神に認められて永遠の命を得た人が住みます。そこには川があり、両岸には命の木があり、1年12ヶ月毎月実をつける。と描かれます。
世界の創造の最初に造られた豊かな実りの楽園が、世界の終わりの時に再び現実となる。新しいエルサレムは御国の実現だ。とヨハネは幻に見て語るのです。
聖書という壮大な物語の大きな枠組みは、天地創造に始まり、次なる天地の創造に終わる。エデンに始まり、新しいエルサレムに終わる。という構造を常に意識して読まなきゃいけないのでしょうね。


Re: 11月のみんたた「人間の創造」 - 入谷
2013/11/21 (Thu) 05:39:24

蛇の誘惑にのって禁断の木の実を食べ、神の詰問をのらりくらりとかわしたせいで、
<quote>
彼らは、ふりかえり、ほんの今先まで自分たち二人の幸福な住処の地であった楽園の東にあたるあたりをじっと見つめた。
その一帯の上方では、神のあの焔の剣がふられており、門には天使たちの恐ろしい顔や燃えさかる武器の類が、みちみちていた。
彼らの眼からはおのずから涙があふれ落ちた。しかし、すぐにそれを拭った。
世界が、――そうだ、安住の地を求め選ぶべき世界が、今や彼らの眼前に広々と横たわっていた。
そして、摂理が彼らの導き手であった。
二人は手に手をとって、漂泊の足どりも緩やかに、エデンを通って二人だけの寂しい路を辿っていった。
(「楽園喪失、ミルトン、平井正穂 訳」)
</quote>
という仕儀に至ったとすれば、この事件を別に嘆く必要はないとミルトンはいっているように思われます。

Re: 11月のみんたた「人間の創造」 - masaki tomita
2013/11/22 (Fri) 22:09:27

入谷さん
おもしろいですね。
ミルトンはそういうことを書いていたのですか。
まあしかし、どんなに楽園に憧れても、戻りようがないのですから、これから向かってゆくこの世界に希望を見いだす以外には道は無い、ということなのかもしれませんね。

Re: 11月のみんたた「人間の創造」 - ラム太郎
2013/11/25 (Mon) 10:49:38

アダムとイブは生涯仲が良かったのでしょうか。
厳しい環境に追放されたら、二人で助け合わないととても生き延びることは出来ないでしょうけれど、楽園を追われてから夫婦喧嘩とかしなかったのでしょうか。

もしあったとしたら、人類初の夫婦喧嘩ですね。

Re: 11月のみんたた「人間の創造」 - masaki tomita
2013/11/25 (Mon) 20:10:47

んー、アダムとイブの間で何かがあったら、なんでも「人類初の夫婦なんとか」になるんでしょうね(笑)

Re: 11月のみんたた「人間の創造」 - トマス
2013/11/27 (Wed) 12:26:53

>人類初の夫婦喧嘩
礼拝のネタには成りそうにないけど、面白そう。


さて、6節
>しかし、水が地下から湧き出て、土の面をすべて潤した。

雨によって潤うのではなく、地下から湧き出た水によって潤う、という発想からしてモンスーン地帯とは全く異なる、乾燥地域の物語ですねぇ。


Re: 11月のみんたた「人間の創造」 - トマス
2013/11/30 (Sat) 16:17:23

ところで、21節
>主なる神はそこで、人を深い眠りに落とされた。

以前に全身麻酔するような手術したときのことを思い出します。心臓こそ動いていますけど、全身麻酔というのは人工的に呼吸管理もしなきゃいけない状態なワケで、ほとんど死の数歩手前まで行っているわけですよね。
麻酔が効いたところから、手術が終わって麻酔が覚めるまで、実際に何時間かかろうと普通は全く分かりません。古代イスラエルの人達が今のような全身麻酔を知っていたとも思えませんけど、アダムが落とされた深い眠りはそういうイメージだったんだろうな、と妙に納得してしまいます。

 




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