この質問メールは、もともと、2006年3月末で三十番地キリスト教会を引退したシスター・ロゼッタに寄せられたものです。
三十番地キリスト教会は、シスター・ロゼッタの引退に伴い、「下世話なQ&A」でこの項目を引き継ぐことにいたしました。
シスター・ロゼッタへの手紙

  シスター・ロゼッタ、こんにちは。私は妻子ある人と姦淫の罪を犯し、妊娠してしまいました。大好きな彼の子供を育てたいと思いますが、経済的なこと、社会的なことを考えると、とても厳しい状況にあります。堕胎はいけないことだと思いますが、育てることもできそうにありません。悩んだ結果、中絶しようと思っています。でも、教会の友達は反対しています。中絶しちゃだめですか。
  妊娠2ヶ月より。


シスター・ロゼッタからのお返事

  妊娠2ヶ月さん、お便りありがとうございます。
  中絶はできれば避けたいものです。それでも、中絶を選ぶしかない状況にあるなら、あなたは言葉に表すことができないほどの苦しみや悲しみ、憤りをいっぱい抱えていることでしょう。でも、あなたのそばで、神さまが共に泣いてくださっていることを忘れないでください。
  姦淫に対する罰で妊娠したのではなく、あなたは神さまに祝福されているから妊娠したのです。聖書には、子供を与えることで人びとを祝福する神さまの姿が、何度も描かれています。ですから、あなたは、神さまに祝福されています。赤ちゃんは、神さまに与えられた恵みなのです。
  いただいた恵みを神さまにお返しするつもりで、堕胎を決心されるなら、中絶されてもいいと思います。
  神さまからいただいた恵みを10分の1はお返ししましょう、と言いますよね。それは、お給料の10分の1にあたる献金に限らず、人からいただいた優しさの10分の1は隣人に優しく接しようとする行為だったり、与えられた才能の10分の1を隣人のために活かす才能だったり・・・、神さまに恵みをお返しするかたちは様々です。
  神さまは
「人の心を調べ、正しいものを喜ばれる(歴代誌上28:17)」のです。神さまからの恵みであるお腹の赤ちゃんを、子供を授かったことへの感謝とともに、献げものとしてお返しすれば、神さまは必ず喜んで受け取ってくれ、天であなたの代わりに赤ちゃんを大切に育ててくださるはずです。堕胎を決心されるということは、この世の中に生まれてくるよりも、天国に直接行くほうが赤ちゃんにとって幸せだと、あなたが断腸の思いで判断された結果だと思います。その思いをご存知の神さまは、必ず天で赤ちゃんを可愛がってくださるはずです。
  主が、あなたと赤ちゃんを愛で満たし、慰められますように。そして、やがて主があなたを天に招かれた時に、赤ちゃんを思いきり抱きしめることができますよう、お祈りしています。
  愛をこめて シスター・ロゼッタ


追伸*******
  中絶を奨励しているわけでは決してありません。でも、中絶という手段しかとることができない状況に追い込まれ、悲しんでいる女性も多くおられるのが現実です。そのような女性たちの慰めと少しでもなれば・・・という気持ちで返事をお書きしました。


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