この質問メールは、もともと、2006年3月末で三十番地キリスト教会を引退したシスター・ロゼッタに寄せられたものです。
三十番地キリスト教会は、シスター・ロゼッタの引退に伴い、「下世話なQ&A」でこの項目を引き継ぐことにいたしました。
シスター・ロゼッタへの手紙

  こんにちは、シスター・ロゼッタ。教会の牧師は、ノンクリ(ノン・クリスチャン)との交際・結婚を禁止しています。でも、私は牧師に隠れて、ノンクリの人と真剣に付き合っています。彼氏は大好きだけど、やっぱり、牧師が言うとおりに、別れるべきでしょうか。
  悩めるクリスチャンより


シスター・ロゼッタからのお返事

  お手紙ありがとう、悩めるクリスチャンさん。
  無理やり別れる必要はありません。(でも、もし彼氏が、神さまやキリスト教をひどく侮辱したり、ひどく拒絶しているなら、あなたが傷つくことが多いはずです。それなら、さっさと別れましょう。遠くから彼のために祈ってあげてください。)
  クリスチャンとの結婚は理想的だと思いますけど、神さまの計画は誰にも分かりません。ですから、あなたにとって一番のパートナーを与えてもらうように、神さまに心から祈ることです。
  ひょっとしたら、神さまが選んでくれているパートナーは、すでに付き合っている人かもしれません。他の誰かを用意してくださっているかもしれません。どの人が神さまの御心にかなったパートナーなのかを見分けることができるように祈ることも大切です。


聖書を開いてみましょう。

  教会の牧師はコリントの信徒への手紙U第6章14節に目を留めて、ノンクリとのお付き合い・結婚を禁じておられると思います。
  「あなたがたは、信仰のない人々と一緒に不釣り合いな軛につながれてはなりません。正義と不法とにどんなかかわりがありますか。光と闇とに何のつながりがありますか」

  この箇所では、クリスチャンとノンクリの結婚は、不釣合いな軛につながれている結婚になるから、わざわざノンクリと結婚して軛につながれてはいけない=結婚は駄目!と解釈されることがよくあります。
  でも、第6章全体の内容を考えると、この14節に「結婚」という解釈が出てくるのは、とても突拍子もないことに思えるので、私はこの解釈があまり納得いきません、勉強不足なだけかもしれませんけど。

  そして、コリントの信徒への手紙I第7章14節には次のように書かれています。
  
「なぜなら、信者でない夫は、信者である妻のゆえに聖なる者とされ、信者でない妻は、信者である夫のゆえに聖なる者とされているからです」

  結婚生活に聖なるものをもたらすことができるのはクリスチャン(もちろん源は神さまだろうけど)なんだったら、ノンクリは大いにクリスチャンと結婚すべきだと思いませんか?ノンクリがパートナーに聖なるものとされるのなら、神さまはとっても喜ぶはずです。そうであれば、神さまがノンクリ&クリスチャンの結婚を反対されているとは、私は思えません。


どんな結婚にも試練は与えられる

  牧師が禁止されるのも理解できます。だって、ノンクリと結婚したら、煩わしいことがたくさんあります。たとえば・・・

  きっと、クリスチャンのパートナーだったら、こんなことで喧嘩しないのに・・・こんなことで傷つかないのに・・・と思うことが沢山あると思います。宗教が違うだけで、文化も価値観も大きく異なります。その困難なことに負けてしまって、あなたが神さまからはなれてしまわないかと、シスター・ロゼッタは心配です。だから、牧師が反対する気持ちも、本当によくわかります。
  それでも、彼氏との結婚がミッショナリー・マリッジで、「何がなんでも神さまに導こう!」と決心が固く、使命を強く感じるのなら、神さまに結婚できるよう、そして彼を導くことができるよう、祈り求めていくべきです。逆に、そこまで思えないとか、自信がないというなら、交際・結婚を考え直したほうが良いかと思います。自分がつらいだけです。

  クリスチャンとの結婚生活で、互いに祈りあえる関係で、ともに聖書で支えあう関係でいられるなら、クリスチャンにとって、理想的な結婚だといえると思います。でも、それでも、困難なことは沢山あるとおもいます。クリスチャンとクリスチャンだからこそ生じる問題もあるはずです。たとえば、聖書の解釈や、神さまの御心の見解の相違など・・・。クリ&クリ結婚は、ノンクリ&クリ結婚より、必ずうまく行くというのは、幻想です。どんな結婚生活にも、祝福も、困難も、必ず備えられるはずです。


私が言おうとしていることは・・・

  神さまの目からみて、あなたにとってベスト・パートナーを与えてもらえるように祈って、しばらく様子をみてみましょう。あわてて別れる必要はありません。今の彼氏が神さまに与えられた人かどうか見極められるよう祈りましょう。もちろん、彼氏のためにも祈りましょう。
  今の彼氏が、本当に神さまが選んでくれた人なら、いつかは祝福されて結婚できるでしょう。
  もし、神さまが選んでくれた人とは違ったら、神さまはあなたと彼氏を無理やりでも引き離します。婚約したとしても、何らかの理由で婚約解消となって、結婚はできないでしょう。
  祈っているかぎり、あなたが間違った決断をしてしまっても、神さまは必ず軌道修正をして、守ってくれるはずです。神さまが選んでくれたベスト・パートナーが、神さまの方法で、神さまのタイミングで、神さまの計画どおり、与えられることをお祈りしています。

  シスター・ロゼッタより愛を込めて


追伸****** 

  付き合っていることは、牧師に内緒にしていても、いいと思います。牧師に何でもかんでも言わなければいけない、わけじゃないから。牧師に相談できなくても、祈りのなかで神さまやクリスチャン友達に相談できたら、それでいいよ。私は結婚していないので、結婚の相談を受けてこたえるのは、申し訳ないような気持ちでいっぱいです。かならず、既婚者クリスチャンに相談しましょう。
  それにしても、クリスチャンがあまり存在しない日本で、ノンクリとの恋愛を禁止されても、無理があると思いません?クリスチャンだけの合コンもあっていいと思うけど、きっと牧師は合コン禁止令も出すんだろうな。


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