Give Thanks - 弱い者こそ強く

2004年10月26日(火)同志社香里高等学校・ショート礼拝奨励

説教時間:約7分……パソコンに取り込んでからゆっくりお読みください。

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聖書:ルカによる福音書6章20−21節(新共同訳)

  さて、イエスは目を上げ弟子たちを見て言われた。
 「貧しい人々は、幸いである、
  神の国はあなたがたのものである。
  今飢えている人々は、幸いである、
  あなたがたは満たされる。
  今泣いている人々は、幸いである、
  あなたがたは笑うようになる。」

新しい歌

  いま、高校2年生は、ハワイに修学旅行に行ってます。
  今年は、なにやら新しい企画だそうで、一同でハワイのホノルルにある、マキキ・クリスチャン・チャーチという教会を訪問して特別礼拝をする、ということをやっています。
  この「マキキ・クリスチャン・チャーチ」というのは、もともとハワイに移民した日本人が中心になって建てた教会で、創立者の牧師は同志社の神学部の出身なんですね。
  で、ここで特別礼拝をするというので、高2のみんなは、中間試験前からそこで歌うために、カレッジ・ソングの練習や、向こうで歌ってる讃美歌の練習やらをしてきました。
  今日は、ひとつその讃美歌の一つを、ちょっとだけどんなものか、聴いてもらおうかな、と思います。前に映し出している歌詞の歌なんで、目で追いながら聴いてくれたら、と思います。
  ("Give Thanks"をCDで再生(1コーラスのみ)
……ウェブサイトでお読みの皆様は、申し訳ありませんが、サーバー容量の都合上、音楽ファイルを用意しておりません。あしからずご了承願います
  なんか、だいぶ普段我々が歌っているのと違う雰囲気の讃美歌だと思ったでしょうけど、こういう讃美歌を特に「ワーシップ・ソング(Worship Song)」と言いまして、キリスト教圏、特にアメリカなどではこういうワーシップ・ソングのCDなんか町でジャカジャカ売ってます。
  ぼくの友だちでも、何のジャンルの音楽が好きですか? と聞かれると「ワーシップ」と答えるような奴がいて、一日ワーシップばっかり流しているFM曲にチューニング合わせて聴いてます。
  まぁ歌詞の内容が讃美歌だというだけで、音的には今時よく聴くタイプの音楽ですよね。

"Give Thanks"

  見てもらうとわかるように、歌詞自体はけっこう保守的というかオーソドックスな内容です。

    Give thanks with the grateful heart.
    Give thanks to the Holy One.
    Give thanks because He's given Jesus Christ: His Son.
      And now let the weak say "I am strong !"
      And, the poor say "I am rich !"
      Because of what the Lord has done for us.

    感謝をささげよう、心をこめて。
    感謝をささげよう、聖なる方に。
    感謝をささげよう、神はその子イエス・キリストを(私達に)下さったから。
      いま、弱い者が言う、「わたしは強いぞ!」
      そして、貧しい者が言う、「わたしは豊かだ!」
    主が私たちのためにしてくださったことの故に。


左の曲“Give Thanks”が収録された
ワーシップ・ソングのベスト・アルバム
“Wow Worship”
こういうCDはたくさん出ている。

  これ、実は、今日の聖書の箇所で言っていることでもあるんですね。
  「今泣いている人は幸せだ。あなたは笑うようになるぞ」
  「今貧しい者は幸せだ。神の国はあなたがたのものだ」……ってイエスは言ってます。
  なんでハワイでこれを歌うのかというと、マキキ・クリスチャン・チャーチというのは、明治時代以降、ハワイに移住した日本人の移民が、アメリカ白人に差別され、「日本人にはロクな奴はいない」とか「日本人出て行け」と言われ、いじめられてきた中で、そんな苦しい状況にあった日本人たちの心の砦(とりで)として建てられた教会なんですね。
  どんなに心細くても、弱くても、貧しくても、そこで「ああ、もうあかんのや」と落ち込んで終わるのではなくて、「何言うてんねん、ほんまは我々は底力あるんや! ほんまは貧しくなんかないんや!」と立ち上がった場所が教会であり、頼りになったのが、さっき読んだ聖書の「泣いている人は幸せだ」という言葉であり、讃美歌であったというわけです。
  先ほども一度言いましたが、この、苦しむ人のよりどころとなった教会を建てた牧師は、同志社出身の牧師でした。
  同志社のキリスト教主義、キリスト教の精神というのは、本来そういう風に、弱る人を支え、励まし、強めるものでないといかんのやなぁと、改めて思っているところです。

祈り

  愛する天の御神さま。
  日々の恵みを感謝します。今日一日の命を感謝いたします。
  私たちが弱っているとき、私たちが泣いているとき、それを強さと笑いに変えてくださいませ。どのような試練にも打ち勝つ者とさせてください。
  いま旅行中の高校2年生のみんな、そして先生方の、旅の安全をお守りください。
  この感謝と願いの祈りを、イエス・キリストの名によってお聴き下さい。
  アーメン。

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