ミニ内観

2006年10月12日(木)同志社香里中学校 ショート礼拝奨励

説教時間:約7分……パソコンに取り込んでからゆっくりお読みください。

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聖書:マタイによる福音書7章13−14節(新共同訳)

  狭い門から入りなさい。滅びに通じる門は広く、その道も広々として、そこから入る者が多い。しかし、命に通じる門はなんど狭く、その道も細いことか。それを見いだす者は少ない。

ミニ内観

  「内観」という言葉を聴いたことがありますか?
  「内外」の「内」、「内側」の「内」に、「観察する」の「観」と書いて「内観(ないかん)」と読みます。
  瞑想の一種で、もともとは仏教のほうに起源があるようですが、キリスト教にも取り入れられている瞑想の一種です。
  瞑想なんて、みんなあまりしたことがないと思いますので、今日、ちょっとためしに、「ミニ内観」というか、「ミニ瞑想」というのをやってみたいと思います。
  瞑想というのは、何も考えないで、心を静めるために黙想することも含んでいますけれど、この「内観」という瞑想法では、ちゃんと心の中で考えるテーマが決まっています。
  内観のテーマは大きく三つあります。
  その1「していただいた事」、その2「お返しした事」、その3「迷惑をかけた事」の3点です。
  1つめの「していただいた事」というのは、自分が生まれてから、おっぱいを飲ませてもらい、おむつをかえてもらい……という風に、完全に人にお世話にならないと生きてゆけなかった時代から今にいたるまで、どれだけ人の世話になったか、ということを考えます。特にお母さんにそれだけ世話になったかということを最初に考えます。
  2つめの「お返ししたこと」というのは、それだけ人の世話になっておいて、自分は今まで何をお返ししてきただろうか、ということを考えます。
  3つめの「迷惑をかけたこと」というのは、自分がいろんな人のお世話になっているにも関わらず、いつも自分の都合ばかり言って、いかにわがままで生きているのか、ということを見つめます。本物の内観では、ここに他の2つの3倍ほどの時間をかけて徹底的に考えます。
  能書きが長くなりましたが、ここで、ほんの短い間、1分間だけですが瞑想をしてみたいと思います。
  テーマは1番目の「していただいた事」です。自分のためにお母さんが何をしてくれているか、お母さんがいない人もいるかも知れないから、その人はお父さんでもいいし、家庭のなかで自分が一番世話になっている人のことを思い浮かべてください。
  そして、生まれてから今までのことを思い浮かべるというのではちょっと時間が足りませんから、この一週間、先週の金曜日から土日月の休みがあって、火曜、水曜、木曜と学校があった、この1週間のことを思い浮かべて、おうちの人に自分がどんなことでお世話になったかを思い出しながら、目を閉じて1分間沈黙の時を過ごしたいと思います。

1分間の瞑想

  では、目を閉じてください。口も閉じて。はい、ではこれより1分間。はじめ……。

  
(1分間の瞑想)
 
  目をあけてください……。うまく自分お世話になったことを思い出せましたか? 失敗した人もいるかも知れんね。関係ないことばかり思い浮かんだり、お母さんのことを思い出そうとしても、腹の立ったことばかり浮かんだり。そういう場合は失敗です。人間は絶対に誰かのお世話にならないと生きてはいないはずだからね。
  ちゃんと人の世話になっている事を思い出せてこそ、瞑想も成功するし、人への感謝の気持ちも持つことができます。いろんな人にお世話になっているその感謝の気持ちを持つことができれば、人だけでなく、食べ物や自然など、いろいろなものに感謝の気持ちを持つことができるし、いろんなもの感謝の気持ちを持つことができれば、毎日は楽しく、うれしいものになっていきます。
  どうぞ、今日からでいいですから、自分がいかに周りの人にお世話になっているのか、それにどう自分はお返しをしているのか、いかに人に迷惑をかけているのかを、きちんと考えながら、生きてゆくようにしてください。
  お祈りいたします。

祈り

  愛する天の神さま
  本日、中間考査前の落ち着かない精神状態のなかでも、こうしてひと時心を沈めて礼拝をおこなうことができます恵みを感謝いたします。
  わたしたちが自分がいかに他の人のお世話になって生きているのかをしっかりと認識しつつ、いつも感謝の心をもって生きることができますように。その感謝の心に目覚めさせてください。
  この祈りをイエス・キリストの名によってお聴き下さい。
  アーメン。

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