これからどんどんあったかくなる


2019年12月21日(土) 

 日本キリスト教団 徳島北教会 子どもクリスマス礼拝 説き明かし

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 マタイによる福音書1章18−21節 
(新共同訳)
 イエス・キリストの誕生の次第は次のようであった。
 母マリアはヨセフと婚約していたが、二人が一緒になる前に、聖霊によって身ごもっていることが明らかになった。
 夫ヨセフは正しい人であったので、マリアのことを表ざたにするのを望まず、ひそかに縁を切ろうと決心した。
 このように考えていると、主の天使が夢に現れて言った。「ダビデの子ヨセフ、恐れず妻マリアを迎え入れなさい。マリアの胎の子は聖霊によって宿ったのである。マリアは男の子を産む。その子をイエスと名付けなさい。この子は自分の民を罪から救うからである。」



▼冬至の祭

 クリスマス、おめでとうございます。
 今日はまだ12月ですが、キリスト教の暦ではこのクリスマスが新しい年の始まりと考えています。普通世の中では1月1日が1年の始まりと思われていますが、教会ではクリスマスが1年の始まりなんですね。
 それはなぜかというと、クリスマスというのは、実はヨーロッパの方では元々冬至のお祭りだったんですね。
 「冬至」って皆さん知っていますか?
 1年で一番日照時間、つまり太陽が出ている時間が短い日です。今年の冬至は12月何日か知っていますか? 実は明日、12月22日が今年の冬至です。
 冬至は1年で一番日が短い日、という事は、冬至を過ぎればその次の日からだんだん太陽が出ている時間が長くなっていきます。そこで、その境目の日である冬至を、昔のヨーロッパの人たちは新年の始まりであるという風に考えたんですね。
 そのお祭元々あった所にキリスト教の教会の人たちがやってきて、イエス様のお誕生のお祝いと合わせて喜びましょうと言って、一緒にしたんですね。そこで、クリスマスと新年のお祝いというのは一緒にしましょうということになったわけです。
 ヨーロッパは日本よりも寒い所が多いので、太陽が出ている時間が少しでも長くなると、とても嬉しいんですね。

▼愛は時間がかかるもの

 さて、太陽が出ている時間があさってからだんだん長くなっていくのはいいんですけど、すぐには暖かくなりませんね。むしろこれから1月から2月にかけての方が寒いくらいです。本当に北半球があったかくなって本当の春が来るのは、ずっと先です。それは、太陽の熱が地上に十分伝わるにはとても時間がかかるからなんですね。
 この事は私たちに大事な事を教えてくれます。人間の世界でも同じ事です。人に対する温かさ心や優しさや愛情といったものは、そんなにすぐには広がらない。それが広がるには時間がかかるものなんだよ、という事です。
 クリスマスはイエス様の誕生日と言われているけれども、イエス様がお生まれになったのは、今から2000年も前のことです。でも、もう2000年もたったのに、世界のすべての所が温かくて優しい場所になったわけではないですよね。
 先生はよく学校で言われます。「イエス・キリストが『互いに愛し合いなさい』って教えたのに、今でも世の中では人間は傷つけあったり、痛めつけあったりしているじゃないか。イエス・キリストのの言った事なんて嘘っぱちだ」と。
 でも、愛というものは伝わるのに時間がかかります。冬至の後、春が来るのに時間がかかるのと同じです。
 だから、私たちもイエス様の愛と優しさがだんだんと人の間に染み通ってゆくことを信じて、イエス様にならって、人の心を大切にするように暮らしていきましょう。
 そして、私たちの周りから、やがて世の中すべての所が、温かく生きやすい所になるように、人に優しくするように心がけて行きましょうね。






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